名前:岡安英子
年齢:83歳 
性別:女性 
要介護度:3 障害高齢者の日常生活自立度:A2 認知症高齢者の日常生活自立度:Va

現病歴:高血圧 アルツハイマー型認知症 変形性膝関節症 脳梗塞後遺症(60代、麻痺は無いが左半身にしびれが残る)

職歴:小学校教諭 

生活歴:同じ教員の夫と20代で結婚、仕事は自宅のあるM町で定年退職まで勤め上げた。
定年退職後は町内婦人会の会長を長年務めていた。
夫は自身が60代の頃に病気で他界。

現状:5年前頃から認知症の症状が出始め、現在は隣家に暮らす長男夫婦の世話を受けながら自宅で一人暮らし。認知症の症状が出始めてからは、婦人会の活動には参加していない。3年前頃からは、買い物や金銭管理などそれまでできたことにミスが目立つようになってきた。1年前頃からは、電話の対応や訪問者との対応などひとりで留守番ができなくなり、息子夫婦が仕事で外出している間に一人で出かけて、たびたび道に迷い自宅に戻れなくなり警察の世話を受けることが何度か起きている。服薬管理もできなくなり、薬を飲んでいないことが増えてきた。現在は日常生活全般に介助が必要な場面が増え、主に長男の嫁が支援している。

相談内容(長男の嫁)
 近頃は介護に抵抗することが増えて困っている。トイレには行っているようだが、間に合わず失禁している。着替えを手伝おうとするが拒否が強い。薬の飲み忘れも頻回で、過去に脳梗塞の既往もあるので心配。
 何より、いつ一人で出かけていくか分からず、その都度に対応しなければならいが、共働きのため困っている。(長男は自営業、長男の嫁は近所のスーパーでパート勤務) 変形性膝関節症による歩行不安定があり、自宅内でもたびたび転倒している。近所の人からも「危ないから施設に入った方が良いのではないか」と進言されている。自宅で暮らしたいと本人が思っていることは分かるが、仕事に支障が出るのでそろそろグループホームに入居した方が良いかと思っている。すぐに入れなければ連泊させてもらいたい。

現在の利用状況:通い2回/週、訪問2回(昼食後)/週、泊まり随時
#1 自宅の花壇の手入れを続けることができる 
#2 自分でトイレまで歩いて行くことができる

※プラン変更後
本人の望む暮らしの意向:婦人会の活動に参加しながら、夫が残してくれた自宅で役割のある暮らしを続けたい。

当面の具体的な目標
(活動・参加の目標) #1 一先ず週に1回、婦人会に出かけることができる
(心身機能の目標)  #2 毎日の服薬が確実にできる

変更後の利用状況:通い3回/週、訪問2回(朝食後)2回(昼食後)/週、泊まり随時